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賃貸住宅経営でよく聞く設備とリアルな現場の感想~必須クラス?それとも実は要らない?~

土地活用の代表と言っても過言ではない、それが『賃貸住宅経営』です。
『家』という身近な存在でもあるので、事業スキームが想像しやすいというのもいいですよね!
前々から興味を持たれていたり、既にもう検討段階に入られていたりする方も多いと思います!
もちろん、この記事を読んでくださっている方の中にもいらっしゃるでしょう。
そういった皆様としては『どんな設備があったら入居してもらえるのか』『家賃を出してくれるのか』が一番気になるところだと思います!
なんていったって収入に直結するところですからね。
というわけで、今回は!
土地活用営業マン時代に実際に提案していた設備や、入居者の方々からの「これはあってほしい!」「なんかあんまり要らなかったな」というリアルな感想をご紹介いたします!
人気設備として認知されている機器へのリアルな感想は中々目にしないと思いますので必見ですよ~~~😊
目次
1.無いことのデメリットが大きすぎる!『必須クラス』人気設備

1-1.エアコン
もうこれがない部屋はさーーーーーすがに選ばれなくなっています!
みなさんも当然のこととお思いかもしれませんが、一応解説を書きますね😂
今や、北海道でも普及率が上昇してきている時代です。
建物が高性能になってきて断熱性能等も上がっている今だからこそ、夏冬の気温をコントロールできるエアコンはマストというわけです。
さらに言えば、性能のいいエアコンを入れることで補助金を受けられる基準値をクリアできる場合も多いです!
どんな性能のエアコンを入れるかは補助金や断熱性能などとの相談になると思いますので、企業の営業マンと話し合うことをオススメします!
エアコンは導入しときましょう!!!!!!
1-2.無料インターネット回線
「これがなかったら部屋探しの画面で除外しちゃう」という入居者も多数出てきました!
趣味も仕事もオンラインの時代になってきました。
ネットが無料で使えたら、それだけで選択肢に入れてもらえるんです!
ただし!!!!!!
ここからがめっちゃくちゃ重要なのですが、遅い回線って結局ありがたがられない場合も多いです!!!なんなら不満が溜まるパターンすらありえます!!!!!
コロナ禍以降に特に耳にするようになりましたね。
入居者の方々が
「無料回線やったー!」➡「回線おっそ!!!!!使い勝手わる…」
って変わってしまうところを何度も目にしてきました😭😭
じゃあ結局どうしたらいいの?って話になりますよね。
大きく3パターンにしてみましたので、その中から選んでいくことになると思います。
- とりあえず安価な無料インターネットの導入だけして、部屋検索の『無料インターネット回線』に☑が入るようにはしておく
- 高速インターネット回線も導入可能な準備までをしておいて(回線を通すスペースを空けておくだけとかでも可)、あとは入居者個人に任せて自由に引いてもらう
- 高速インターネットを導入したうえで無料使用可能にすることで、部屋検索対策だけでなく入居者にも喜ばれるようにする
こんな感じですね。
遅い回線でかつ無料にしないという選択肢は、家賃下落や空室に直結するので抜きました!
オーナー様目線でも選択肢それぞれに一長一短ありますので、入居ターゲット層や周辺の市場などとも照らし合わせながら決めるのがいいでしょう。
将来性のためにも、『回線にもいくつも種類がある』『無料インターネット回線は必ずしも喜ばれるものとは限らない』ということを思い出して、企業の専門家の方々としっかり相談して決めていただければ幸いです!
こちらの記事(ネット回線の記事)では『賃貸住宅経営とインターネット回線』だけに絞って詳しく書いております😊ぜひ、併せてお読みください!
1-3.テレビモニター付きインターホン
これは掛け値なしにあった方がいいです!ついてないとすんごい顔されがちです😂
昔に比べて防犯意識も高まっており、誰が来たかモニターで確認できるのは当たり前みたいな感覚ですね!
一人暮らしの方や女性の方にも大人気な設備ですので、必須と考えて間違いないです!
同じ理由でオートロックもかなりオススメな設備です!
1-4.室内洗濯機置き場
もう『ベランダで洗濯機を回す』という行為はありえないものと考えられる方がほとんどですね。
室内にランドリースペースがあるだけで清潔感も使い勝手も◎!
こちらもやっぱり部屋検索の選択肢に出てきますので、必須設備と言えるでしょう。
設備というよりも間取りに大きく影響がでるタイプの話なので、最初の段階から前提条件として設計してもらうことが肝心です!
とはいえ、よっぽどの理由がない限り、今時ベランダに洗濯機を置く間取りで設計されるようなことはないと思います😂万が一そうなったときだけ、計画を見つめなおしてもらえれば幸いです。
1-5.温水洗浄便座
おしりを洗いたいというより「洗えないのは本当に無理」という声がとてつもなく強いです。
私自身も気持ちはわかりますし、今の人類にとってウォシュレットは必需品レベルになってしまったのかもしれません…😂
温水洗浄便座にもピンキリありますが、別に高いものを入れておかないといけないわけではないです!
とにかく導入しないのだけ『ナシ』です!皆さんのおしりを守ってあげましょう!
1-6.宅配ボックス
言わずもがな、こちらも必須クラスになって参りました!
郵送・配送を多用する現代社会では、これがあるかないかで生活利便性に大きく差が生まれます。
また、配達時間に家にいなくていいという時間の制約から抜け出せるメリットの他にも、対面受取をしなくていいことによる『配達員の方に会わなくて済む』というメリットもあります。
これは防犯意識などにも起因しているでしょう。
モニター付きインターホンやオートロックと同様に、セキュリティ面でも一人暮らしや女性の入居者に人気ですね!
置くためのスペースが限られてしまうため、どうしても導入できない場合というのも存在はしてしまいますが、それ以外なら安価なタイプでも全然構わないので入れるべきです!
逆に、よほど高価で高性能なモノでもないと、なかなか家賃に反映できなくなってきた設備でもあると思います。
2.『それ…要る…?』な設備

2-1.ペット用設備
これえええええええええ………これなんですけど……動物大好きな自分としてはあんまり否定したくないです。
この項目から外してあげたいのが本音です。
ちゃんと家賃も高くつけられますし、コロナ禍以降ペット人気も増加傾向ですし…。
ただ、オーナー様にこれ提案するのは、どうしても最後に回したくなっちゃうんです。
お部屋の床や壁もペット仕様にしないと劣化や傷ですぐダメになってしまいますし、その導入費用も割と高額です。
光熱費の面から断熱性も重視しなければならず、メンテナンス費用もかさんでいき………などと、挙げだすと結構な量のリスクを負う必要が出てきてしまうんですね。
正直、動物をめちゃくちゃ愛しているオーナー様か、近隣含め動物を飼えるような環境やターゲット層が集中しているかでもない限り、最初からいきなり提案はできない付加価値と言えます。
実際にペット可マンションを建てていただいたオーナー様からも
「ワンちゃんネコちゃん大好きだしかわいいから私は満足してるんだけど、たまに鳴き声でクレームもらったりするのよね~あとフンとか!ウチの人たちじゃないかもしれないのに!かなしいわ…」
といった切ない感想をいただいたことがあります。
新社会人なりたての頃の私も『ペット可の物件少なすぎじゃない!?家賃もあげられるのになんで提案しないんだ!?』って思っておりました。
オーナー様へのリスクが思っていたより大きいものだとわかったときは結構ショックでしたね…
2-2.ガレージ
たしかに車が趣味の方もいらっしゃいますし、ガレージがついているマンションなんて素敵です
が!都市部や駅が近い場所の場合は、需要がほぼないに等しくなります。
年々ガソリン代も上がっており“車離れ”傾向も強いため、ターゲット層やエリアをきちんと調べないと『無駄な箱』が出来上がっちゃうかもしれないんですね…。
そしてなにより、ビルトインガレージなどの屋内駐車場は、建築基準法上「容積率」に含まれてしまう可能性があります。
延べ床面積の5分の1(20%)までなら容積率から除外されますが、それを超える面積や構造の場合、容積率の上限に直撃し、お部屋として貸し出せていたはずのスペースを圧迫してしまうことになります。
結果的に、一番重要なはずの家賃収入が減ってしまうという本末転倒なことも起こり得るということです。
また、必然的にターゲットを『車を所持している層』に狭めているため、将来的な空室リスクも考えなくちゃいけないポイントですね。
他エリア・他物件との差別化にならないケースなら投資効果が見込めませんし、導入は慎重に考えた方がいいと思います。
2-3.エレベーター
エレベーターは本当に微妙なラインの話になります!
というのも、『スペースないけど無理やり入れる』『2階建てでも入れた方がいいって聞いた』この2つの考え方に囚われるのはやめてほしいというだけなんですね。
高層マンションとかならいざ知らず、3階建てくらいなら無理やりエレベーターの場所作らなくても大丈夫です。
また、2階建てならそもそも導入しなくて平気な場合も全然あります。
入居者の方に「2階までなら待つより登っちゃう😂」と言われたことも何回かありますしね。
もちろん建物の規模感や用途によって変わりますので、入れない方がいいとは言いません。言えません。
低層でも必要になってくるケースだってちゃんとあります。
要は、何も考えずに「エレベーターは外せない!」ってなってほしくないだけです!
コストもかなりかかるものですので、じっくり検討するに越したことはないです。
どんな場合でも、計画する建物に合わせてちゃんとプロの方と相談しましょー!
2-4.床暖房
これ、入居者目線ではあったらすーーーごいありがたくてオーナー様目線で言えば家賃にも反映できます。
できるんですけど、初期費用もかなりかかってコスパよろしくないです。
入れるなら特定の部屋(ファミリー向けの間取り)にだけ~とか何かしら工夫した方がいいと思いますね!
2-5.電気自動車設備
なんか入れたがるところ多いのですが、ガレージを手放しに勧められない以上、当然これもオススメできません。
環境に良かったり維持費の面で優れていたりするのかもしれませんが、いかんせん利用ユーザーが少なすぎます。
いくらなんでも今後に期待して入れるには需要がまだまだ微妙すぎるので、現在の集合住宅には入れなくていいと思っています。
3. まとめ

ここまで読んでくださった地主さんへ
「うちの土地、このままでいいのかな…」
「賃貸住宅を建ててみたいけど、入居が決まらなかったら心配…」
と迷っていませんか?
近年の賃貸経営は“どんな設備を付けるか”が成否を分けるカギです!
今回ご紹介したような『エアコン』『インターネット無料』『TVモニター付きインターホン』など人気の設備をしっかり押さえた賃貸住宅なら、空室リスクの低減や収入の安定にもつながります!
でも、そもそもどの会社に相談したらいいのかわからない方もいらっしゃると思います…。
タウンライフなら『一度の入力で、複数の土地活用会社へまとめて資料請求』が可能です!
しかも何社に頼んでも『無料』です!!お金かからないの最高!!
人気設備付きの賃貸住宅同士で見比べるのはもちろん、相続対策や活用プランごとの比較もOKです!
実績豊富な有名企業から、あなたの土地の条件に適したオリジナルの資料をもらっちゃいましょう!
「どんなプランがあるか見てみたい」だけでも使えちゃうわけですねー!
ぜひ、あなた専用の土地活用一括資料請求サービスをご利用ください。
人気設備付きの賃貸住宅、まずは“情報収集”からお気軽にどうぞ!
この記事を書いた人

笠井聖太
ファイナンシャルプランナー2級 東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、某大手ハウスメーカーに入社。土地活用専門のチームにて都心部での事業提案営業に携わったのち、同社の積算業務に従事。その後タウンライフに入社し、今までの経験を活かして、土地活用を行う上で必要不可欠な情報を発信する広報業務に注力中。あなたにおすすめの記事
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