1階のリビング。 壁下地を造作し、TVを壁付けすることでスッキリとした空間に。 大理石調のアクセントウォール（サンゲツ）や廊下につながる扉色が空間をスタイリッシュに演出します。

和室だった1階の洋室は、ご主人のお部屋へ。 部屋の出入り口を変更することで壁面が増え、収納や家具の配置がしやすくなり、より機能的な空間となっています。

洋室には隣室との間にスライドドアとすることで、将来は扉を外して2部屋をひとつの広い空間として活用できる設計にしました。 また、すべての部屋がファミリークローゼットにつながる動線にしています。

1階のキッチンには長さ4,350mmのTOTO「ザ・クラッソ」を採用。 出窓のカウンターにもキッチンと同じ人工大理石を使用することで、空間全体に統一感を持たせています。 また、収納はエリアごとに役割を分けることで、効率的な使い勝手を実現しました。 食器はダイニング側に設けた収納ゾーンへ、調理スペースで使う食品やストックはキッチン横のパントリーに収納できるようにしています。 さらに、キッチンの反対側にはカウンターを設け、マグネットが付く壁材を採用。 家族で共有したり作業したりできる便利なスペースとなっています。

2階の洗面室は、家族みんなが使いやすい洗面室兼ファミリークローゼットに生まれ変わりました。 新設した階段により、小屋裏収納へのアクセスもスムーズに。洗面化粧台にはアイカ工業の「スマートサニタリーU」を幅いっぱいに設置し、鏡を2つ並べることで、ご家族が並んでメイクをしたり、洋服の貸し借りを楽しんだりできる、便利で楽しいスペースとなっています。 さらに、パウダールームとクローゼットの間に壁を設けず、ひと続きの空間としたことで、圧迫感がなく家族が自由に行き来できるホールのような開放的な雰囲気となっています。

柱を活用した飾り棚によってゆるやかに仕切られた、ひとつながりのLDK。 お気に入りの観葉植物や家具に囲まてた空間で、ゆったりとくつろぎの時間を過ごすことが出来ます。

センターキッチンを採用し、ご家族と会話を楽しみながら調理できる小料理屋の様な空間をデザイン。 キッチンの腰壁に植物を飾れるスペースも設けています。

床座で落ち着いて食事が出来る和ダイニング。 洋風の天井クロスを用いながら、天井の梁をあえて見せることで和の趣を演出しています。

広々とした玄関には式台を設計。 土間と床の段差を和らげ、靴を履く時には腰を掛けられるため、同居している親御様も安心できます。

屋根、外壁は和モダンな雰囲気の素材で再構築しました。 趣を感じながらも、高耐久で断熱性に優れ、お手入れのしやすい外装となっています。

ダイニングから見たリビング。 結露対策としてテレビの裏は調湿性壁材のLIXIL「エコカラット」を設置。 ご夫婦の趣味である読書が楽しめるようリビングの一角に本を置くための可動棚と畳スペースを設置して、棚から本を取りくつろぎながら時にはごろんと読書を楽しむことができます。

ガラリと配置を変えた対面型のキッチンスペース。 キッチンはグラフテクトのⅡ型キッチン「デュオ」、ダイニングテーブルとチェアは同じメーカー、同じ色に揃えて統一感を 奥に設けた作業スペースは、ちょっとした空き時間にPCで調べものができる空間に。 閉じすぎない空間で在宅ワークや作業がはかどりそうです。

腰かけて使える高さに設計された畳コーナーは、足元の収納スペースも兼ねており、本などをすっきりと収納できます。 さらに、2つの丸いオブジェが間接照明として空間を引き立て、背面の黒い内装がモダンで洗練された印象にしています。

洗面化粧台はLIXILの「ルミシス」。 ご夫婦それぞれがご自身のタイミングで身支度ができるようにツーボールタイプに。 背面には奥行き約15cmの棚を壁一面に備え、光沢感のあるクロスで仕上げたことで上質な魅せる収納を演出しています。

トイレはTOTOの「GG手洗器付」で、既存の給排水管をそのまま使用して手洗い器を設置。 トイレの背面に仕込まれたLED照明が壁に反射し、ほのかな明かりが空間を包みます。 天井照明が無くても、ご夫婦2人で選んだアクセントの壁紙もきちんと照らし柔らかな空間に演出しています。