株式会社マエダハウジング

キッチンがあった位置にダイニング使いにもできる造作カウンターを設けたリビング。元は色の濃い床材だったが木目の美しい無垢材をヘリンボーン張りにしている

玄関は下駄箱を撒去して新たに可動棚を3列設置。靴やヘルメット、サングラスなどのアクセサリー類もショップのような見せる収納に

西日が強く、特に夏は暑かったリビングには、内窓を取り付けることで極端な暑さ寒さが和らいだ。窓側に設けた造作カウンターの一角にはご主人のパソコンスペースと造作棚を。ミッドセンチュリ一家具の代表的名作・シェルチェアはマージナルでオーダーするなど、照明を含むインテリアの選択にもセンスが光る。壁のクロスは、以前のマンションでは濃いネイビーカラーを多く使っていたが、今回は落ち藩いたトーンのグレーが中心

8年前にリノベーションしたマンション 天井を抜いてコンクリートをむき出しにし、ご夫婦の好きなネイビーを随所に使ったLDK

TOTOのシステムキッチンはハイグレードなものを選んで上質感漂う空間に。以前のキッチン収納は棚に並べる形だったが、ホコリが気にならないよう扉付きのつり戸を選択

ダイニングキッチンからフリースペースにかけての天井はコンクリートを剥き出しにし、ご夫婦好みの雰囲気に。キッチンにはダイニング扱いできるカウンターを設置したので、配膳がスムーズ。フリースペースとの間は、階段状の造作収納と長尺シート張りの床で緩やかに問仕切りしている

天井から壁へとつながる電気配線、壁のクロスをネイビーカラーにするなど、以前のマンションの雰囲気を再現したような洗面脱衣室。洗面台は水を吸収しにくい集成材で造作

床は素足に心地良い無垢材を選択。グレーxブルーの落ち藩ける空問に、ソファーや椅子の差し色が調和している

料理好きな奥様の希望を叶えた広いキッチン。魚を捌くこともあるため、シンク内に作業台を設置できるタカラスタンダード製を選択

壁付けだったキッチンは対面式に変更。料理中もご夫婦で会話が楽しめるようになった

和室2室を取り込んで広いLDKに。構造上取り外せない柱は表面をきれいにして残した。ソファ前のサイドテーブルは古いお盆をリメイクしたもの

ご夫婦の仕事部屋は入り組んだ形になっているため、同じ部屋でありながらプライベートなワークスペースをキープできる。「せっかくリノベーションするなら自分たちでも何かしたい」と、仕事部屋と寝室の壁はご夫婦で漆陰を塗ったそう。「漆喚の部屋は空気が乾燥しない気がします」とご主人

奥様の作業机。棚はご夫婦がDIYで作成したもの

ご主人の打ち合わせスペース。テーブル横の壁にマグネットを入れて書類などが貼れるよう工夫

寝室の一角に設けた特等席。窓を開ければ心地よい風を感じながら海を眺めることができる

ベランダから優しい光が注ぐ明るいリビング。ヨガ講師でもある奥様が希望した琉球畳がアクセントに

ベランダ側のカーテンとカーテンの間にあるカーテンレールの奥行スペースを活用して棚を造作。空間を無駄なく活用している。娘さんからすすめられて取り人れたという「ホスクリーン」はベランダ側に設置した

サラッとした手触りの琉球畳は向きを互い違いに敷くことで市松模様のような柄が浮かぶ

リフォームに合わせてテレビを新調し、テレビボードを造り付けた。角度によってキラキラ光るテレビ裏のクロスは奥様のお気に入り

寝室奥のスペースは衣類だけでなく生活用品をしまえるストックルームを兼ねたクローゼット に持ち物の寸法を測って棚を造作したため、ジャストサイズで収納できる。窓側にはワーキングスペースを確保した

食器棚を置いていたキッチン背面は使いやすい高さで収納力たっぷりの棚に変更

就寝時には引き戸を全て閉めきり寝室に

明るくすっきりとしたリビングダイニング。正面のアクセントクロスが映えるよう、アイボリ- のクロスとカーテンでシンプルにコーディネート

以前は日光が入りすぎて困っていたが、縦型のバーチカルブラインドを導入したことで、日差しをうまく調整できるようになった

ウィリアム・モリスのアクセントクロスは、数年前にテレビCMで見かけて気になっていたもの。「まさか自宅で使える日が来るなんて。とてもうれしいです」と奥様

和室は7年前にリフォーム済みだったが、今回は襖を閉めるときの滑りを良くする手入れをした。「細かいことですが、日々のストレスになっていたので解消されて良かったです

以前はキッチンの幅が広く、背後の洗面室のドアから出入りする際にキッチンを避けなければならず、動線が悪かった。リフォームでキッチンの幅を狭くし、将来、歩行器を使うようになってもスムーズに通れる通路を確保。キッチンもフラットタイプなら手をつきながらでも食器を滑らせて動かすことができ、お孫さんもカウンターに頭をぶつける心配がない

六角形のホールは購入当時に流行していたデザイン。廊下の照明は夜間、トイレに行くときにも安心な人感センサーに変更した

洋室は、娘さんがお客様を招いてパーソナルカラー診断を行う部屋に改装

ご主人の寝室は1面だけに張った緑色のクロスがアクセント

毎朝、ダイニングの窓から川の景色を眺めるのを日課にしているご主人。窓際には部屋の雰囲気に合わせた工業用の照明をセレクト。落ち着いてくつろげる空問に

エコカラットの壁と間接照明がホテルのスイートルームのような高級感を演出する寝室。リビングに隣接していることで生活範囲がコンパクトに。リビングとの間にはロールスクリーンを設置することもできる

ダイニング側から見たキッチンと寝室。昼間は夜のシックな雰囲気とは一変して、明るく開放的な空間に

キッチンの壁を取り払いリビングと一体化させたことで、食事を出す際もスムーズになった

システムバスはTOTOの「サザナ」を選択。膝関節に負担がかからないよう設計された浴槽の他、床が柔らかく、素早く乾燥する上に、除菌水で掃除もしてくれるなどの便利な機能が充実。「かなり快適になりました」と奥様

以前はキッチンに隣接するスペースに洗濯機があったが、使いにくかったため食材をストックするパントリーに変え、洗濯機は洗面室に移動。洗濯機まわりに収納するものに合わせた棚を設置することですっきりとした空間に

タカラスタンダードのホーロー製キッチンはマグネットの壁にキッチンツールを取り付けることができて便利。ワークトップにものを置かないことで掃除が楽に

エントランスは土間を広げ、よりゆったりとした空間に。玄関扉を開けるとすぐ見えるところにブラックXゴールドの豪華なタイルを張った。サンプルの小さなタイルだけを見ると派手すぎるように感じたものの、実際に完成してみるとシックでとても気に入ったそう