1. タウンライフすまいみっけ
  2. マイホーム購入のお役立ち情報
  3. 「持ち家か賃貸か」どちらが得か徹底比較!老後も見据えた選び方を解説

「持ち家か賃貸か」どちらが得か徹底比較!老後も見据えた選び方を解説

  • 更新日:2025.10.17
「持ち家か賃貸か」どちらが得か徹底比較!老後も見据えた選び方を解説

人生最大の買い物とも言われる住宅選び。

持ち家と賃貸、どちらが自分に合っているのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。

そうした疑問に応えるため、両者のメリット・デメリットや生涯コストを比較し、老後まで安心して暮らせる住まいを選ぶための考え方を解説します。

本記事を読むことで、持ち家と賃貸の特性を幅広く理解できるだけでなく、具体的な生涯コストの試算やライフプランへの影響を知ることができます。

老後の住まいや資産としての活用方法も踏まえながら、あなたにぴったりの暮らしの在り方を考えていきましょう。

もしあなたがマイホーム選びをどう始めればいいか悩んでいるなら、タウンライフすまいみっけを試してみてください。

希望や予算に合わせて、住宅会社から間取りプランや物件提案を一括でもらえます。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

持ち家のメリット・デメリットを総整理

まずは持ち家を選択する際に知っておきたいポイントを、まとめて整理してみましょう。

持ち家の最大の特徴といえば、「ローンを完済すれば将来的な家賃負担がなくなる」点ですよね。

固定資産税や修繕費など維持費はかかるものの、家そのものが自分の資産になるため、売却や相続に対応できるのが大きな強みです。

ただし、大規模な自然災害や不動産市況の下落による資産価値の変動リスクがあることも事実です。

転勤などが多い人にとってはライフスタイルが制約されがちなので、特に慎重に判断が求められます。

メリット1:資産になる可能性がある

持ち家を購入すれば、それ自体が将来的には資産として扱われる点が魅力です。

一般的に住宅価格が月々の賃料の200倍以下であれば持ち家の方が得とも言われることがありますが、これは一つの目安として考えておきましょう。

地域や物件の個性によって資産価値は大きく変動します。

最終的には市場の動向と自分のライフプランを総合的に照らし合わせて判断することが大切です。

メリット2:ローン完済後の住居費を抑えやすい

住宅ローンが完済できれば、毎月の家賃支出がない点は大きな安心材料になります。

老後の収入が年金のみになった場合でも、住居費が極端に膨らむリスクを相対的に低く抑えられるのです。

もちろんメンテナンスやリフォーム費用はかかりますが、計画的に積み立てを行うことで負担増を防ぎやすくなります。

結果的に、長期的な安定感を重視する人にとっては持ち家の魅力が際立つと言えます。

デメリット1:初期費用や維持費が大きい

持ち家の購入には、頭金や諸費用が発生し、契約時にまとまった資金が必要となります。

さらに、固定資産税や修繕積立金なども定期的に支払う必要があるため、家計にかかる負担は賃貸よりも重くなりがちです。

特に災害リスクが高い地域の場合は保険料も見落とせず、家を買った後のローン以外の出費をどう管理していくかが鍵を握ります。

デメリット2:ライフスタイルの変化に対応しにくい

転勤や家族構成の変化が多い人にとっては、持ち家はどうしても対応力が劣りやすいです。

一度購入した家を手放すには売却手続きや引っ越しの手間がかかり、相応の時間的・金銭的コストも伴います。

今後、職場異動で住む場所が変わる可能性がある人は、慎重にシュミレーションしてから決断することが大切です。

ライフステージに合わせた柔軟な移動が難しい点は、持ち家の大きな弱点とも考えられます。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

賃貸のメリット・デメリットを総整理

続いて、賃貸で暮らす場合に想定される利点と注意点をまとめて確認します。

賃貸の大きな強みは、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住まいを変えられることです。

特に転勤や家族の増減などで引っ越しをする必要がある場合、物件の契約を更新するか、新しい土地で物件を探すかの選択肢が広がります。

一方で老後になってから収入が減ると、家賃の支払いが継続して負担となる可能性が高い点は見逃してはなりません。

さらに、高齢者の入居審査で苦労するケースも考えられるため、長期的な視点が必要です。

メリット1:柔軟な住み替えが可能

賃貸最大のメリットは、引っ越しのしやすさです。

結婚や子育て、転勤などライフイベントに合わせて住まいを変えやすいため、柔軟性を重視する人には大きな安心感があります。

持ち家のように売却リスクや固定資産の管理を気にする必要がなく、生活スタイルに応じた選択がしやすい点は見逃せません。

メリット2:初期費用や修繕費の負担が少ない

賃貸物件は入居時に敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用が必要ですが、持ち家の頭金や諸経費に比べればはるかに低額です。

また、建物の修繕や大規模リフォームは大家や管理会社が対応するため、自分で大きな費用を準備する必要がない点も安心材料です。

特に若い世代や貯蓄が十分でない人にとっては、経済的に現実的な選択肢となります。

デメリット1:一生家賃を払い続ける必要がある

賃貸で暮らす以上、家賃支出は一生続きます。

定年退職後に収入が減ると、住居費の負担が老後の家計を圧迫する可能性があります。

年金だけでは家賃を払いきれないと、住み替えや生活レベルの調整を迫られるケースも少なくありません。

デメリット2:資産が形成されにくい

毎月家賃を支払っても、その対価は「住む権利」のみであり、資産として残るものはありません。

将来的に売却益や相続といった形での活用は難しく、資産形成を重視する人にとっては大きなデメリットです。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

35年間の総支払額シミュレーション

では、もし35年間住み続けた場合、支払の総額はどのくらい違うのでしょうか。

あくまでも一例となりますが、持ち家と賃貸それぞれのケースを比較してみます。

【比較】4,000万円の戸建てと同等レベルの賃貸を想定

【持ち家の場合】
・ローン返済総額:約3,850万円
・固定資産税・維持費:約1,050万円
合計:約4,900万円

【賃貸の場合】
・家賃総額:約5,880万円
・更新料:約210万円
合計:約6,090万円

費用項目 賃貸の場合 持ち家の場合
初期費用・諸費用 70万円 380万円
(頭金+諸費用)
月々の支払
(35年計)
約5,880万円
(14万円×12ヶ月×35年)
約4,991万円
(月々約11.9万円×420回)
その他費用
(35年計)
約238万円
(更新料17回)
約770万円
(固定資産税・修繕費)
住宅ローン控除 ▲240万円
(概算)
35年間の総支払額 約6,188万円 約5,901万円
35年後の資産 なし 土地・建物
(ローン完済)

今回のシミュレーションでは賃貸の総支払額は約6,188万円となり、持ち家との差が約287万円となりました。

この結果から、家賃水準が高い場合には「持ち家の方が有利になりやすい」可能性があることが分かります。

ただし、持ち家には資産価値の変動リスクや修繕費の増加などもあるため、必ずしも数字通りに判断できるわけではありません。

老後の金銭プランを踏まえた比較ポイント

退職後は収入がダウンするケースが多いだけに、持ち家であればローン完済後の住居費が安定しやすいメリットが大きく響きます。

一方で、賃貸は資産を持たない分だけ初期費用のリスクが少なく、ライフスタイルに合わせて身軽に引っ越せますが、家賃をずっと払い続ける必要があることを見過ごせません。

老後の年金額や貯蓄額、さらには家族のサポート体制を総合的に考慮して選ぶのがベストです。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

ライフプランの観点:どんな人に持ち家が向いている?

安定した収入基盤や長期的な予定がある人は、持ち家の長所を活かしやすいといえるでしょう。

持ち家を選ぶ際には、地域の開発計画や今後の市況なども含めて慎重に調査することがおすすめです。

自分の嗜好に合わせてリフォーム・改装が可能な点や、将来的な遺産相続や活用方法に自由度が高い点など、長い目で見た恩恵は多岐にわたります。

収入や勤務形態が安定していて、長期的な居住を考えられる人

銀行から安定して融資を受けられる立場にある人は、持ち家の最大メリットを活かしやすいです。

特に公務員や大企業勤務など安定収入が期待できる職業に就いている場合、住宅ローンの審査が有利になります。

こうしたバックグラウンドがあれば、金利変動リスクにも備えやすく、老後を見据えた長い返済計画を楽に立てられるでしょう。

家族計画やライフプランがある程度固まっている人

結婚や子育て、親との同居など、同じ場所に居住する計画がある程度見えている場合は、持ち家の安定感が大きく活きてきます。

特に子育て期には、学校区や地域コミュニティとのつながりを重視したい人が多いでしょう。

そうした環境面のメリットを確保しつつ、長期的に資産を築いていきたいと考えるなら、持ち家を選択する価値は高まります。

ライフプランの観点:どんな人に賃貸が向いている?

フットワークの軽さや初期費用リスクを抑えたい場合は、賃貸を活用する選択肢が有力です。

賃貸であれば大きなローンを抱えずに済むので、金利上昇や住宅価格の下落リスクとは基本的に無縁でいられます。

短期的な刺激に対して柔軟に住まいを変えられるため、ライフプランが流動的な人や仕事が変わりやすい人には高いメリットがあります。

転勤やライフスタイルの変化が多く、身軽に暮らしたい人

転職や職場異動が頻繁にある場合、持ち家だと売却や空き家管理の問題が大きくのしかかります。

賃貸なら転勤が決まってから新天地で部屋を探すだけで済むため、余分な手間や費用がかかりにくいです。

シングルで仕事や趣味に時間をかけたい人にとっても、臨機応変に生活環境を変えられる賃貸の自由度が非常に大きな魅力となるでしょう。

大きな初期費用やローン借入れを避けたい人

頭金や諸費用の支払い、大きな借り入れリスクを負いたくない人にとって、賃貸は負担が比較的軽い選択肢です。

収入が安定しないうちは、無理にローンを組んで持ち家を購入するよりも、家賃支払いによる負担をコントロールしやすい方が安心だと考える人も多いです。

将来的に経済状況が変わった時点で持ち家に切り替える道も残るため、特に若い世代や収入の変動リスクが高い人に適していると言えます。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

老後に備えるための注意点と住まいの選択肢

老後の暮らしを快適にするため、賃貸・持ち家それぞれ独自の検討ポイントを見極めましょう。

高齢になれば健康上の問題や収入源の縮小など、若い頃とは違った住まいのニーズが発生します。

持ち家でも、階段が多い物件のバリアフリー化やメンテナンス費用の増加が課題になることが少なくありません。

賃貸の場合は、高齢者の入居に積極的な物件を探す必要があったり、退去時の体力的負担を考慮しなければならないです。

将来的な介護サービスへのアクセスも含め、住まいの立地と設備について十分な検討を重ねておくことが重要になります。

高齢者向け優良賃貸住宅やサービス付高齢者住宅を検討する

介護や医療サービスと連携している物件であれば、高齢になってからも安心が増します。

日常生活で介助が必要になった時に、設備やスタッフが充実していると家族の負担も軽減されるでしょう。

高齢者が多く住む集合住宅では、コミュニティが形成されやすいため、孤立を防ぎやすい利点も挙げられます。

持ち家を売却・賃貸運用するメリットとリスク

長年住んだ大きな戸建てやマンションを売却して、ダウンサイジングした住まいに移ることで老後資金を確保する選択もあります。

また、使わない持ち家を賃貸として運用し、家賃収入を得るという方法も考えられるでしょう。

ただし、空室リスクや管理コストの問題もあり、不動産市況の変動によっては思うように収益が出ない可能性もあるのが正直なところです。

最終判断前にやっておきたいこと

最後に、選択を確定する前に必ず行っておきたいリスク管理と専門家活用のポイントです。

思い描いている将来の生活スタイルと収支計画をすり合わせ、万が一の事態に備えた予測を立てておくことが欠かせません。

必要に応じて専門家に相談し、現実的な資金計画とライフプランニングを行うことで、自分にとって最適な選択肢を見極めやすくなります。

金利上昇リスクや家賃上昇リスクの試算

持ち家であればローンの金利上昇が、賃貸であれば家賃アップが大きな不安材料となり得ます。

あらかじめ金利が上がった場合、家賃が値上がりした場合の試算を行い、どの程度の生活費圧迫が生じるか算出しておきましょう。

専門家への相談やFPとライフプランを立てる重要性

ファイナンシャルプランナーや住宅コンサルタントとの面談は、客観的なデータと経験に基づいたアドバイスを得られる貴重な機会です。

自分だけでは気づけなかったリスクや将来像に対して、専門家ならではの視点を添えてもらうことで、選択がはるかに明確になります。

人生の大きな決断だからこそ、信頼できる専門家のサポートを活用することが望ましいでしょう。

マイホーム選びに迷ったら、“比べて選べる”すまいみっけがおすすめ

住まい探しには、注文住宅・建売・マンション・中古…いろいろな選択肢があります。
でも、自分に合った答えは比較してみないと分からないもの。

すまいみっけなら、あなたの希望に合わせて、住宅会社から「物件提案」や「間取りプラン」を一括で受け取れます。

どんな家があなたの暮らしに合っているのでしょうか?
まずはすまいみっけを使って、「比較して納得」できる家探しを今日から始めてみてください。

家さがしのお悩みは
すまいみっけでまとめて解決!

まとめ・総括

持ち家か賃貸かは個々のライフプランや経済状況によって異なります。

各メリット・デメリットや生涯コストを踏まえたうえで、老後も安心できる最適な住まいを検討してください。

持ち家は資産形成やローン完済後の住居費軽減が期待できる一方、初期費用や資産価値の変動、ライフスタイルの変化に対応しにくいのが難点といえます。

賃貸は引っ越しの自由度や低初期費用といった利点がある反面、生涯家賃負担や老後の物件探しに苦戦するリスクが存在します。

専門家に相談しながら自分の将来像を明確にし、納得のいく選択をしましょう。

予算内でどんな家が買える?

【無料】すまいの情報をもらう