都内に佇む、南欧スパニッシュスタイルの3階建ての家
白い塗り壁と赤茶の瓦をのせた切り妻屋根が特徴でまるでお城のようなスペイン住宅。見かけだけではなく本物の味わいを感じる、こだわりの輸入住宅を建てたいと考えていたE氏。雑誌に掲載されていた「つるおか工務店」施工のスペイン風の可愛い家が気に入り、実際に施工物件を見学した。そして本物の輸入素材を使い、施主のオリジナリティを取り入れた素敵な住まいに感動し依頼を決定、家づくりが始まった。

暖色系の瓦屋根とコテ仕上げの白い塗り壁が、スペインの民家を思わせるE氏邸の家の外観。バルコニーには格子を、駐車場には大小のアールをデザインに取り入れ、よりいっそう南欧の雰囲気を醸し出している

2階に設けられたリビングとダイニングは、つながる空間でありながらパティオの凹凸でさりげなく区分けされている。また、パティオに面した大きな窓が、フロア全体の明るさと広がりを演出。人間だけでなく、窓のそばに置かれた観葉植物も自然光を浴びて気持ち良さそう

白い塗り壁にアイアンの手摺り、テラコッタのタイルが敷き詰められた優雅な雰囲気の玄関ホール。パティオに面した大きな窓辺のテーブルセットは、まるでお洒落なカフェの一角を見ているよう

無駄な広がりがなく落ち着いて食事ができそうな、3方を壁に囲まれたダイニングスペース。カウンター越しのコミュニケーションが楽しいのか、夫人がキッチンで作業をしていると子ども達もダイニングに居ることが多いとか

スペースを機能的かつ有効に使える、コの字型キッチンは英国モアーズ社製。スタイリッシュな換気扇も、キッチンのアクセントになっている。また夫人ご希望の対面式のカウンターは、リビングやダイニングまで視界が届き、来客の際も様子がうかがえる配置に

白でまとめられ、かっこいい雰囲気のある主寝室には、壁面のクローゼットの他にウォークインクローゼットと充分な収納空間が設けられている。開口部はベッドの上とバルコニーの出入口の2箇所。室内をほどよく照らす光が、目覚めの時を優しく導いてくれそうだ

オープンカフェ風のバルコニーは幅も奥行きも充分にあり、天気が良い日にはアウトドアリビングが楽しめるプラスワンの空間。気になる外部の視線も、観賞用として並べている植物が目隠しのブラインドとして一役かっているようだ

窓辺のシェードや壁のラインが、かわいい雰囲気を醸し出している子ども部屋。勾配天井には天窓や扉のついたロフトが設けられていて、子どもならずともワクワクしてしまう。この部屋は将来2部屋に分ける事も想定していて、中心からシンメトリーに扉や窓、ロフトなどを配置している
床面積 | 192.94m2 / 58.36坪 |
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工法 | 2×4、2×6(2X6工法) |
所在地 | 東京都 |
コンセプト | 都内に佇む、南欧スパニッシュスタイルの3階建ての家 |
施工会社 | つるおか工務店 |
