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家づくりでいちばん大切なこと

「家づくりをする上で大切なこと」 それは、結局、住む家族の個性です。
家づくりでいちばん大切なのは「生活スタイルを、どうイメージするか?」。
個性は、本当に十人十色。
その個性を生かした住まいのテーマを決めることが重要です。
住まいのテーマを探すには、気持ちをリラックスさせて、落ち着いた雰囲気の中で思考すれば、住まいのテーマとなるキーワードが浮かんできます。
身近なテーマとして「家族の暮らし方」があります。
夫婦がいて、子どもがいて、性格も違います。
でも、結局は、家族全員が「必ず帰ってくる場所」……それが、家なのです。

「家」とは、ただ単なる空間、箱、モノではありません。

――時には、無邪気に遊びまわる子供が楽しく過ごせる場。
そこには、家族のふれあいがあり、家族のドラマが生まれます。
だからこそ、さまざまな感情をやさしく包みこむ「住まい」が必要なのです。

動線を十分に考えたゾーンニングが家の使い勝手につながる。

家というのは、玄関があって、居間があって、台所があって、お風呂があって…と、単純に言ってしまうと、無味乾燥、味気の無いものになってしまいます。

間取りを考える上では、住む人が「ここでなにをしたいか?」、「ここでどのようにしていたいのか?」を明確にしておくことがポイントなのです。

居間なら、そこは家族全員の遊び場にしたいのか?
それとも、食事中心の空間にしたいのか?
子ども部屋では、しっかり勉強をしてもらいたいので、静かな落ちついた空間にしたいのか?
それとも、明るい家族全員の声が聞こえやすい空間にしたいのか?
……など、だれが、どこに、どこで何をしたいのか?を考えることです。

そのためには、家のゾーニングと動線づくりから始めることです。ゾーニングとは、家の中での役割の範囲を決めることなのです。水周りゾーン、生活ゾーン、個室ゾーン、パブリクゾーンという形です。

動線とは、まさしく「人が家の中で動きやすい線」をつくることです。生活動線、水周り動線、キッチン動線などです。最近は、家族の人数が少なくなってきているので、最低限、家族の接点を、できるだけ多くしてあげるようなゾーニングと動線が好まれます。

たとえば、リビングのあり方。今までは、帰ってきてすぐに階段を登って自分の部屋に直行していたのを、リビングに、まずは、顔を出せるような設計を考えます。家族全員が一回は集まる場所=リビングという考え方です。間取り作成する上では、「動線が優れた家」を考えることが重要なのです。

その人にとって『使い勝手が良い家』が、本当に正しい家づくり。

今後、求められる家というのは、小家族で、暖かい家です。現代の若い人たちの多くが、もともと核家族化した部分から始まっています。家族はひとつの家に住むべきだという考え方は希薄です。だからこそ、「小家族だけど、暖かさがある家」を理想に掲げなければならないのかもしれません。温度だけではなく、メンタル部分も含めて、すべてが暖かい家です。

従来のLDKという形態も変化しつつあります。リビングが淘汰されて、ダイニングとキッチンの重要性が高まっているのです。ダイニングがくつろげる空間であるリビングも兼ね、さらに、キッチンも、だれもが遠慮せずに入っていける共有空間として可動します。

今は、相当に気心の知れた人しか家に上げません。だから、来客があるといっても、すべて相当に親しい人ばかり。迎え入れもダイニングでOK。キッチンにも自由に行き来してもらってもかまわない。こういう現代的発想が、LDKからDK設計という変化につながったのだと考えます。また、別の意味で、LDKからDKへの変化は、使いこなせない無意味な空間を少なくして、活きた空間にするという意味でも、ひじょうに良い発想なのです。

今までの建築というのは、使わない空間、使いこなせていない空間が、あまりにも多すぎます。何年間も、だれも使っていないような空き部屋などです。日本語の「MOTTAINAI」なんて言葉が世界的に流行していますが、やっぱり、家も、すべて使いこなさないと「もったいない」です。家全体をフル稼働できるような使い方が大きな課題です。

すべてをうまい具合に使いこなすためにも、家の「使い勝手」というものが重要になってきます。これは間取りだけでの問題ではありません。生活動線、水周り動線、そして風通しなどを十分に考え抜いた「使い勝手」です。

家は、一度建ててしまえば、建てかえることはむずかしい。そのことを最初から十分に考慮して「使いこなしやすい家」に設計していくことが重要です。家族全員が動きやすい家、すべての空間を使える家。これが現代の良い家です。

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