千葉市の空き家売却におすすめの業者6選|選び方やコツも解説
- 更新日:2026.10.26
千葉市にある実家を相続したものの、「何年も空き家のままで、固定資産税だけがかかっている」「古い家で、解体してから売るべきか迷っている」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
千葉市は、県都にあたる政令市で、6つの区があります。空き家率は約10%と、全国の平均を下回り、空き家の約3分の2は賃貸用です。千葉駅周辺から臨海部までの中央区、台地の住宅地が広がる稲毛区と花見川区、農地や里山が残る若葉区と緑区、埋立地に開けた美浜区と、区ごとに街の姿も、空き家の事情も違います。
市に空き家バンクはなく、売却は不動産会社への相談が基本です。解体の補助は、2026年度の受付が終了し、解体後の固定資産税の減免にも、売却時の注意点があります。区によって、確認書の窓口が違う点にも気をつけましょう。
千葉市の空き家売却で頼りにしたい6社(7店舗)をピックアップしました。仲介や買取など、それぞれの得意分野を確認してください。区ごとの相談先の目安は、記事の後半にまとめています。
物件の状態と、売り方の希望に合う会社を選ぶ手がかりにしてください。
千葉市の空き家を売るときは、物件のある区、前面道路や擁壁などの土地の条件、建物の傷み具合、相続登記が済んでいるかを先に整理しておくと、会社ごとの提案を比べやすくなります。
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\かんたん1分!ベストな空き家解決策とは?/
- 千葉市の空き家売却におすすめの業者6選
- 千葉市のおすすめ売却業者①:あさひアーバン株式会社(センチュリー21あさひアーバン)
- 千葉市のおすすめ売却業者②:株式会社アルカンジュ不動産(千葉店)
- 千葉市のおすすめ売却業者③:株式会社不動産SHOPナカジツ 千葉・中央店/千葉・花見川店
- 千葉市のおすすめ売却業者④:株式会社カチタス 千葉店
- 千葉市のおすすめ売却業者⑤:東海住宅株式会社 おゆみ野支店
- 千葉市のおすすめ売却業者⑥:株式会社ここすまいる
- 売却を考える前に確認したい、千葉市の空き家の状況
- 千葉市の売却先を選ぶ際に押さえたい4つの基準
- 千葉市の空き家売却、よくあるお尋ねごと
- 【まとめ】千葉市の空き家売却は、比較してから動き出そう
千葉市の空き家売却におすすめの業者6選
関心を持った会社には、査定を依頼して、価格や進め方の違いを確かめましょう。
しかし、何社にも物件の説明をし直すのは、簡単ではありません。
また、1社の査定だけでは、価格が適正かを確かめる材料が足りません。
解決のヒントになるのが、一括査定サイトで、複数社の査定や解決プランを集めることです。
「タウンライフ空き家解決」では、千葉市の物件に対応する会社へ、まとめて査定や解決プランを依頼できます。費用は無料で、入力は1分ほどで終わります。
提案を一度に集めて比べることで、売却の進め方の選択肢が広がります。
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千葉市のおすすめ売却業者①:あさひアーバン株式会社(センチュリー21あさひアーバン)
あさひアーバンは、JR千葉駅の西口から徒歩3分、新千葉に店舗を構えるセンチュリー21の不動産会社です。千葉市を中心に、中古住宅や土地の売却・買取・リースバックを手がけています。
売却実績は町名と金額つきで掲載され、中央区24件、稲毛区20件、花見川区19件、若葉区16件、緑区30件、美浜区4件と、6区すべてに及びます。どの区の物件でも、近いエリアの実績を見ながら相談できるのが心強いところです。成約の時期は載っていないため、実績の一部として参考にしましょう。
相続した空き家は、相続登記、税金の申告、残置物の撤去、解体、測量、売却と、やることが重なります。あさひアーバンには、これらを一つの窓口で相談できる「千葉不動産相続あんしん窓口」があります。買取は相談から最短1週間と早い一方、価格は仲介の6〜7割程度になる傾向があるため、仲介の査定とも比べて決めましょう。
千葉市の空き家売却であさひアーバンを候補にする理由
6区の実績を町名で確かめられるので、自分の物件に近いエリアでどんな売却があったのか、相談の前につかめます。店舗は千葉駅から近く、対面で話しやすい立地です。中央区以外の物件は店舗が区外になるため、現地の確認や鍵の受け渡しの方法を、はじめに相談しておくと安心です。
あさひアーバンの連絡先と営業時間
あさひアーバンを候補にしたい人
- 千葉市内のどの区の物件でも、近隣の売却実績を見て会社を選びたい人
- 相続登記や残置物の撤去も含めて、まとめて相談したい人
- 千葉駅の近くで、対面で相談したい人
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千葉市のおすすめ売却業者②:株式会社アルカンジュ不動産(千葉店)
アルカンジュ不動産は、若葉区貝塚に本店、中央区要町に千葉店を構える不動産会社です。相続した物件、空き家、狭小地、古家付きの土地など、売れずに諦めかけていた不動産の買取に応じています。千葉市内の年間買取実績は62件(2023年)です。
買取事例には、高低差があって擁壁に亀裂のあった中央区の約45坪の土地を、残置物の撤去から解体まで自社で行い、更地にして買い取ったケースがあります。相続した団地物件を扱った美浜区の事例もあります。家が残ったままでも、家財がたくさん残っていても、解体も撤去も引き受けてもらえるため、遠方に住む相続人でも任せやすい会社です。
アルカンジュ不動産は千葉市の空き家売却でどう使えるか
中央区の千葉店と若葉区の本店、2つの拠点があり、市の中心部から東側まで相談しやすい会社です。前面道路が狭い土地や、傷んだ家のように、仲介では売りにくい物件でも、買取という選択肢を比べられます。事例の掲載は2023年ごろのため、最近の対応状況は、相談の際に確かめましょう。
アルカンジュ不動産への問い合わせ先と所在地
アルカンジュ不動産を活用したい人
- 狭小地や古家付きなど、売りにくい物件を相談したい人
- 解体や残置物の撤去も、まとめて任せたい人
- 相続した団地物件の買取も、相談したい人
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千葉市のおすすめ売却業者③:株式会社不動産SHOPナカジツ 千葉・中央店/千葉・花見川店
不動産SHOPナカジツは、愛知県岡崎市に本社を置く不動産会社で、千葉市内に2つの店舗があります。中央区末広の千葉・中央店は、2025年7月に開業した県内6店舗目で、中央区・緑区・若葉区・市原市に密着しています。花見川区検見川町の千葉・花見川店は、花見川区・稲毛区・美浜区・八千代市に密着しており、稲毛区のマンションなど、これらの地域の物件を扱っています。
売却は、仲介、買取保証付き仲介、直接買取、任意売却、リースバックから選べます。買取保証付き仲介は、希望価格で一定期間売り出し、売れなければあらかじめ決めた価格で買い取ってもらえる仕組みです。直接買取の価格は、仲介より2〜3割ほど低くなるのが目安なので、売り出し価格と買取価格を並べて判断できます。
不動産SHOPナカジツ 千葉・中央店/千葉・花見川店を千葉市の売却先として検討する理由
中央区・緑区・若葉区の物件は千葉・中央店、花見川区・稲毛区・美浜区の物件は千葉・花見川店と、物件のある区に合わせて窓口を選べます。稲毛区や美浜区も、まとめて相談できます。売れなかった場合の価格を先に決めておけるので、売却の見通しを立てやすくなります。千葉・中央店は開業して間もないため、これまでの売却事例は、相談の際に聞いてみましょう。
不動産SHOPナカジツ 千葉・中央店/千葉・花見川店の基本データ
不動産SHOPナカジツ 千葉・中央店/千葉・花見川店の特徴が合う人
- 売れなかった場合の買取価格を、先に決めておきたい人
- 物件のある区の近くの店舗で、相談したい人
- 仲介と買取の価格差を、数字で比べたい人
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千葉市のおすすめ売却業者④:株式会社カチタス 千葉店
カチタスは、中古住宅を買い取り、自社でリフォームして販売する会社です。千葉店は中央区道場南にあり、築年数が古い家や、荷物が片付いていない家でも、そのままの状態で売却できます。
遠方にある実家を相続して管理が大変な場合や、他社で断られた空き家の相談にも応じ、家財の処分も手伝います。査定価格の提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間と、スピード感もあります。千葉店の販売物件には、若葉区をはじめ、稲毛区・緑区・花見川区の戸建てが並んでいます(2026年10月時点)。
カチタス 千葉店は千葉市の空き家売却でどう使えるか
仏壇や家具の片付けは、空き家の所有者が最も困りやすい手間の一つです。そのままの状態で買い取ってもらえるため、片付けの負担を大きく減らせます。対応エリアの区名は示されていないため、物件のある区が対象かどうかは、最初に問い合わせて確かめましょう。土地のみの物件などは、査定額を示せない場合があります。買取価格は仲介より低くなることが多いので、仲介の査定ともあわせて決めてください。
カチタス 千葉店への問い合わせ先と所在地
カチタス 千葉店を活用したい人
- 家財が残ったままの家を、片付けずに売りたい人
- 遠方に住んでいて、現地に何度も通えない人
- 他社で断られた空き家を、相談したい人
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千葉市のおすすめ売却業者⑤:東海住宅株式会社 おゆみ野支店
東海住宅は、八千代市に本社を置き、1971年に設立された地元の不動産会社です。おゆみ野支店は、京成千原線おゆみ野駅から徒歩60メートルの、緑区おゆみ野南にあります。
売り方は、仲介売却、不動産買取、買取保証付き仲介、リースバックと、選択肢がそろっています。買取保証付き仲介は、公開から3か月で売却が成立しなかった場合に、東海住宅が買主になる仕組みです。相続や空き家・空き地の相談、家具・残置物の処分のサービスもあります。築30年以上の古い家でも、立地によっては土地として売れる可能性があります。
東海住宅 おゆみ野支店に千葉市の空き家を相談するメリット
おゆみ野支店が扱う公開物件は、緑区が中心です(2026年10月時点で、緑区11件、美浜区・花見川区・中央区が各1件)。緑区に店舗があるため、緑区の物件は、現地に近い店舗で相談できます。売り方を仲介・買取・買取保証付き仲介から選びたい方にも、向いた会社です。
不動産SHOPナカジツ 横浜泉本店の連絡先と営業時間
東海住宅 おゆみ野支店を比べに加えたい人
- 緑区・おゆみ野周辺の物件を、近くの店舗で相談したい人
- 売り方を、仲介・買取・買取保証付き仲介から選びたい人
- 家具や残置物の処分も含めて、相談したい人
空き家のお悩みは
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千葉市のおすすめ売却業者⑥:株式会社ここすまいる
ここすまいるは、花見川区畑町に店舗を構え、千葉県を中心に、不動産の売買、賃貸管理、相続、空家相談を手がける会社です。女性スタッフだけで運営しており、終活や空き家活用の相談窓口「シニアライフ相談サロンめーぷる花見川店」も設けています。
売却査定や買取の相談に加えて、空き家の管理や見回り、定期清掃、庭の手入れ、残置物の撤去、古い家屋の解体まで相談できます。売る前に、まず片付けや管理から始めたい方にも心強い窓口です。
千葉市の空き家売却でここすまいるを候補にする理由
売却と、管理や片付けを同じ窓口で相談できるため、すぐに売るか迷っている段階でも話を聞いてもらえます。花見川区の物件は、区内の店舗で相談できます。ほかの区の物件についても、お気軽にお問い合わせください。仲介か買取かなど、売却方法の詳しい内容は、相談の際に確かめましょう。
ここすまいるの連絡先と営業時間
ここすまいるを候補にしたい人
- 空き家の管理や片付け、解体も含めて、まとめて相談したい人
- 相続や終活とあわせて、実家の売却を考えたい人
- 花見川区の物件を、区内の店舗で相談したい人
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売却を考える前に確認したい、千葉市の空き家の状況
2023年の住宅・土地統計調査(総務省)の集計を確認すると、千葉市の住宅は約51万700戸、空き家は約5万2,700戸で、空き家率は約10.3%でした。千葉県(12.3%)や全国(13.8%)を下回ります。
賃貸用が約3万3,800戸で、空き家の約64%(計算)を占めます。「その他の空き家」は約1万3,700戸(約26%)、売却用は約4,700戸(約9%)です。一戸建ての空き家のうち、腐朽や破損のあるものは約22%です。なお、戸数はいずれも標本調査の推計で、10戸単位に丸められています。
千葉市の全6区の空き家率と内訳(区別の一覧)
千葉市は6区に分かれ、空き家の状況は区によって違います。空き家率は、最も高い中央区の約11.9%から、最も低い美浜区の約6.2%まで開きがあります。空き家のうち、売りにも貸しにも出ていない「その他の空き家」の割合が最も高いのは緑区(約51%)、一戸建ての割合が最も高いのは若葉区(約35%)です。
2023年の数字で、戸数は標本調査にもとづく推計(10戸単位)です。割合は、戸数から計算しています。小さい区では、数字のぶれが大きくなります。
出典:総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」の市区町村別集計(e-Stat)千葉県の空き家買取の傾向は、千葉の空き家買取の相場と業者の比較で解説しています。
中央区:千葉駅周辺から臨海部まで、空き家の数と率が6区で最も多い・高い
中央区は、千葉駅周辺の都心から、蘇我・千葉みなとの臨海部までを含む、県都の中心です。空き家は1万5,860戸で、空き家率は約11.9%と、6区の中で最も高くなっています。ただし約7割は賃貸用で、売りにも貸しにも出ていない「その他の空き家」は3,940戸です。前面道路の狭さや、高低差のある土地の擁壁は、売却の前に確かめたい点です。臨海部の埋立地は、液状化の危険度が高い領域に入っています。
花見川区:花見川の流域から幕張本郷まで、「その他の空き家」の割合が高い
花見川区は、市の北西部に南北に細長く広がる、約18万人が暮らす区です。区を縦断する花見川の流域には農地や緑が残り、南部の新検見川駅・幕張駅周辺には商業施設が集まり、幕張本郷駅周辺は幕張新都心の玄関口として発展しています。空き家は1万950戸、空き家率は約11.7%で、中央区に次ぐ高さです。「その他の空き家」の割合は約28%と、緑区に次いで高くなっています。埋立地は、液状化の危険度が高い領域に含まれます。
稲毛区:台地の住宅地が広がる文教のまちで、売却用の割合が高い
稲毛区は、台地の上に住宅地が広がり、千葉大学などが立地する文教のまちです。面積は6区で2番目に小さく、人口密度は市内で最も高い区です。空き家は8,910戸、空き家率は約10.6%で、市全体とほぼ同じ水準です。注目したいのは売却用の割合で、約13%と、若葉区に次いで高くなっています。「稲毛海岸」は美浜区の町名のため、稲毛区の物件を調べるときは、区を確かめておきましょう。
若葉区:市内最大の面積で、一戸建ての空き家が6区で最も多い
若葉区は、面積が約84㎢と6区で最も広く、農地や里山が多く残る区です。加曽利貝塚や千葉市動物公園があります。空き家は8,490戸、空き家率は約11.6%です。このうち一戸建ては3,000戸(約35%)と6区で最も多く、売却用の割合も約17%と最も高くなっています。65歳以上の人口の割合は約31%と6区で最も高く、相続を見据えた早めの相談が大切な区です。
緑区:外房線沿線の住宅地と農地が共存し、「その他の空き家」が約半数
緑区は、面積が約66㎢と6区で2番目に広く、JR外房線の鎌取・誉田・土気駅の沿線を中心に宅地化が進む一方、農地や山林も多く残る区です。土気地区には、都市公園の「昭和の森」があります。空き家は3,900戸、空き家率は約7.3%と低めですが、売りにも貸しにも出ていない「その他の空き家」が約50%と、6区で最も高い割合です。使われないまま残る家が多い区のため、建物の状態は早めに確かめておきましょう。
美浜区:埋立地に開けた区で、空き家のほとんどが集合住宅
美浜区は、東京湾の埋立地に開けた区で、面積は約21㎢、人口密度は市内で2番目に高い区です。空き家は4,570戸、空き家率は約6.2%と6区で最も低く、約67%は賃貸用です。一戸建ての空き家は210戸(約5%)にとどまり、ほとんどがマンションや団地などの集合住宅です。区の5割以上の範囲で液状化の危険度が高く、土地の条件は、売却のときに確かめておきたい点です。
出典:千葉市「千葉市空家等対策計画(令和6年3月)」出典:千葉市「区のあらまし」(花見川区)
出典:千葉市「若葉区の紹介」
出典:千葉市「緑区の概要」
出典:千葉市「稲毛区の概況」(6区の面積・人口の比較)
対応エリアは、どのように確かめればよいですか
物件のある区から、相談先を探しやすいように、6社7店舗を区ごとに整理しました。「区内に店舗がある会社」は店舗の所在地、「対応エリア・実績が確かめられる会社」は、対応エリアの掲載や売却実績、取り扱い物件から確認できた会社です。
件数や取り扱い物件は、各社が載せている情報の一部で、2026年10月時点の内容です。物件が対応の対象になるかは、各社に確かめてください。
市に空き家バンクはない。売却は不動産会社への相談が基本
千葉市の空き家情報提供制度「すまいのリユースネット」は、2026年3月31日で終了しました。市では、空き家バンク・空き地バンクを実施していません。空き家を売るときは、不動産会社に仲介や買取を依頼するのが基本になります。バンクの仕組みは、空き家バンクの仕組みとメリット・デメリットで解説しています。
管理不全の相談は、美浜区を除く5区で100件超
市が令和4年度に対応した管理不全の空き家の相談は、842件でした。中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区の5区は、それぞれ100件を超えた一方、高層の集合住宅が多い美浜区は6件にとどまっています。接道が悪くて売却や建て替えが難しい空き家、遠方に住む所有者への対応、相続時の働きかけが、市の課題に挙がっています。
解体を考える人は、補助の終了と固定資産税の減免の条件に注意する
千葉市の住宅の除却費補助(工事費の23%、上限20万円)は、1981年5月31日以前に建てられた旧耐震の住宅が対象で、2026年度の受付は8月31日で終了しました。解体の補助を前提に動く場合は、次の年度の募集を確かめましょう。2026年度に始まった「空き家・空き地管理活用応援制度」は、劣化調査や改修、草刈りなどが対象ですが、使えるのは町内自治会や、地域活動を行う個人・団体などで、所有者が売却する場合には使えません。補助や処分の方法は、空き家除却の基礎知識と補助制度も参考になります。
2026年8月には、1年以上空き家だった住宅を解体した土地について、固定資産税・都市計画税の増える分を1年度分減免する制度が始まりました。2026年8月1日から2031年1月1日までに解体したものが対象です。ただし、減免を申請したあとで、翌年の1月1日より前に土地を売ると、減免の対象外となり、申請の「取下届」が必要です。解体して売るつもりの方は、売却の時期と減免の関係を、事前に確かめておきましょう。固定資産税の負担は、空き家の固定資産税が上がる仕組みでも解説しています。
出典:千葉市「住宅の除却費補助制度」
出典:千葉市「空き家・空き地管理活用応援制度」
売りにくい空き家は、区を問わず、土地の条件と名義の整理がカギ
売りにくい空き家には、前面道路が狭い土地、高低差があって擁壁の補修が必要な土地、土地と建物の名義が違う家、相続人が複数いて名義の整理が済んでいない家などがあります。こうした物件は、仲介でじっくり売る方法のほかに、買取で手放す方法も比べるとよいでしょう。接道や再建築が難しい物件の売り方は、訳あり物件の売却方法で、名義が違う家の売り方は、土地と建物の名義が違う空き家の売却方法で解説しています。買取は早く現金化できる反面、価格が仲介の6〜7割程度になることがあります。仲介と買取の違いは、空き家を手放す方法とメリットも参考にしてください。長く放置された空き家の課題と対策は、空き家放置の現状と課題で確かめられます。
千葉市では、市が指定した空家等管理活用支援法人(11団体)が、相談や管理の支援を行っており、最初の相談は無料です。
2026年8月の豪雨と、埋立地の液状化など、区ごとのリスクの確認
千葉市では、2026年8月13日から14日にかけての豪雨で、24時間降水量が観測史上1位を更新しました。市の集計(9月28日現在)では、住家被害の調査件数は、中央区が1,051件で最も多く、緑区が501件、稲毛区が365件でした。洪水浸水想定区域は6区すべてに、土砂災害警戒区域は中央区・花見川区・稲毛区などにあります。被災した家屋の解体や撤去を市が行う制度は、全壊と判定された家屋が対象で、受付は2026年12月28日までです。
市が2026年7月にまとめた地震の被害想定では、液状化の危険度が高い領域が、中央区・花見川区・美浜区の埋立地に広がり、とくに美浜区は5割以上の範囲に及びます。中央区の湾岸の埋立地と谷底の低地では震度6弱、中央区や緑区の一部では震度5強の地域があります。稲毛区は液状化の領域として挙がっていませんが、地震時の危険度がランクAの山腹崩壊危険地区が1か所あります。土砂災害警戒区域に指定されているかは、市では個別の住所について答えられないため、県の千葉土木事務所調整課(043-242-6104)で確かめられます。
千葉市に津波災害警戒区域の指定はありませんが、不動産の取引では、水害ハザードマップでの物件の位置を、買主に説明することが必要です。物件のある場所を確かめ、売却活動での説明の仕方を、不動産会社に相談しておきましょう。
出典:千葉市「千葉市地震被害想定調査報告書(概要版)」
千葉市の売却先を選ぶ際に押さえたい4つの基準
売却先の決め手は、物件の事情をふまえて、合う方法を提案してくれるかどうかです。
比べる際の視点は、次の4つです。
- 物件のある区(中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区)の売却や相談に、対応しているか(店舗が区外の場合は、対応エリアに入っているか)
- 仲介・買取・買取保証など、複数の売却方法を比べて提案できるか
- 相続の手続き、家財の撤去、解体、擁壁など、売りにくい事情に対応できるか
- 査定額の根拠と、売却にかかる期間・費用、解体後の税金への影響を説明できるか
売り方ごとの違いを、数字で比べる
手元に残る額と手間を見極めるには、買取と仲介の提案を、数字で並べて確認することが重要です。
査定を1社にしか頼まないと、価格が適正かを判断する材料が不足します。
千葉市は、賃貸用が空き家の約3分の2を占めます。売りに出す一戸建ての空き家は、数が限られるため、会社ごとの提案の違いが、結果に影響します。
仲介でじっくり売るか、買取で早く手放すか、解体して売るかで、手元に残る金額と税金の負担が変わります。解体費用や固定資産税の変化も含めて、比べましょう。専門家に相談する場合の考え方は、空き家の活用・処分を専門家に相談するコツも参考になります。
今回の6社7店舗は、中央区に4店舗、花見川区に2店舗、緑区に1店舗があり、若葉区にはアルカンジュ不動産の本店があります。稲毛区と美浜区の物件は、区外の店舗が対応します。現地の確認や鍵の受け渡しをどうするかを、最初に確かめておくと安心です。千葉駅の近くの店舗、買取に力を入れる会社、買取保証付き仲介を用意した会社、家財ごと買い取る会社、管理や片付けまで相談できる会社と、タイプの違う相談先を比べましょう。
千葉市の空き家売却、よくあるお尋ねごと
譲渡所得の特別控除に必要な確認書は、どこで交付されますか
要件を満たせば、相続した空き家を売ったときの譲渡所得から最大3,000万円(相続人が3人以上の場合は1人あたり2,000万円)を控除できる場合があります。確定申告に必要な「被相続人居住用家屋等確認書」は、市役所ではなく、物件がある区の区役所の地域づくり支援課が窓口です。郵送でも申請できますが、返信用のレターパックなどが必要です。発行まで2〜3週間程度かかり、確定申告の時期は、さらに時間がかかる場合があります。確認書は、制度の適用を確約するものではない点にも注意してください。
仕組みの詳細は、空き家特例と3,000万円の特別控除で解説しています。
売却の前に、家を解体したほうがよいですか
一概には言えず、建物の状態や立地によって異なります。解体すると土地として売りやすくなる場合がありますが、解体費用がかかり、解体後は固定資産税の負担が変わることもあります。現状のまま買い取ってもらう方法もあるため、解体する場合としない場合の査定額を出してもらい、比べて決めましょう。市の除却費補助は、2026年度の受付が終了しています。
市の相談窓口と不動産会社はどう使い分けますか
千葉市は、中央区の住宅供給公社内に、「すまいのコンシェルジュ」(043-301-6278)を設けています。一般的な相談に応じるほか、市と空き家の協定を結んだ専門家団体の窓口につないでくれます。協定を結んでいる団体は7団体で、不動産、建築、弁護士、司法書士などの団体が含まれます。開設日は、月曜日・火曜日・金曜日と、第1・第3日曜日です(祝日・年末年始を除く)。市が指定した空家等管理活用支援法人も11団体あり、最初の相談は無料ですが、支援の内容によっては費用がかかる場合があります。
何から手をつけるべきか分からない場合は、こうした窓口で全体像を整理し、具体的な査定額や売却方法を比べる段階になったら、不動産会社に査定を依頼しましょう。
空き家のお悩みは
タウンライフでまるごと解決!
\かんたん1分!ベストな空き家解決策とは?/
【まとめ】千葉市の空き家売却は、比較してから動き出そう
千葉市は、区ごとに街の表情が大きく違います。千葉駅周辺の都心と臨海部の中央区、台地の住宅地が広がる稲毛区と花見川区、広い郊外の若葉区と緑区、埋立地に開けた美浜区と、物件のある区によって、向いている売り方が変わります。解体の補助は終了し、解体後の固定資産税の減免にも売却時の注意点があるため、動き出す前に条件を確かめておきましょう。
選ぶ基準にしたいのは、千葉市の事情に沿って、費用や手間を数字で説明してくれるかどうかです。
売り方が変われば、売却までの時間も、手元に残る額も違います。高い査定額に飛びつかず、手間や費用まで含めて、検討しましょう。
売り方を決める前に、まず提案を見比べる
「千葉市の物件に対応する会社を、自分で探す時間がない…」
「解体してから売るべきか、そのまま売るべきか、まず比べたい…」
「タウンライフ空き家解決」なら、費用をかけずに、複数社の売却プランを、まとめて比べられます。
手続きは短い入力だけです。千葉市で対応している会社から、物件に合った提案が順に届きます。
売却の希望を伝えたうえで、届いた複数の提案を、同じ基準で見比べてみましょう。
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